★矢編 初心者様の弓具購入につきまして
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先日は弽についてお話致しましたが、本日は矢について。
弊社では、この道50年のキャリアを持つ御矢師が
お客様に適切な矢のアドバイス・修理・メンテナンスを行っております。
弓道の矢には、
・アルミ(ジュラルミン)矢
・カーボン矢
・竹矢
の三種類がございます。それぞれの特色があり、お客様の弓力・技術・引き尺・射技に合わせたご提案をしております。
矢は的に当てる為にとても重要な弓具であり、弓力に適した矢を選ぶ事により、
的中に大きく関わってくるものです。
弓力(弓の強さ)に合った重さ・引き尺(弓を引く幅)に合った長さの物をしっかりと選ぶ事により、的中が変わって参ります。
例えば、10kgの弓を引く方が、2015アルミシャフトを使用すると、
矢が重すぎて正しい射技があっても的の下に落ちてしまい、
狙いを上につけ過ぎる悪癖が付いてしまうなど、です。
同程度の実力の射手が二人いたとして、ただ何となく選んだ矢の方と、自身に適した矢を使用した方では、的中は大きく変わります。
しかし矢はなかなか高価で、たくさんの種類の矢を試すにも難しいところがあります。
弊社ではお客様にしっかりと現状をヒアリングし、適した矢をご提案させて頂いております。
選別についてお話して参りましたが、メンテナンス・修理もとても大切です。
矢は、飛んで行って的に当たる、一番消耗・破損の可能性が高い弓具です。
矢羽は使用していくと摩耗して減っていき、交換の必要があります。
アルミ矢のシャフトは初心者の内は変な所に中って曲がる事もあります。
筈や矢尻は専用品があり、間違ったものを付けると交換するのも苦労する事があります。
インターネット通販では、その後のアフターフォローが満足に出来ない事があると思いますが、弊社購入の矢は、修理を迅速・安価・確実に行う事が可能です。
例えば、矯め直しという修理技術があります。
アルミシャフトは練習する内に必ず歪んだり曲がったりするものです。
シャフトが歪むと、矢はどんなふうに飛んでいくでしょうか。
矢は「釣り合い」と言って、矢尻・箆(シャフト)・矢羽・矢尻まで
飛ばすために全体のバランス調整がされて設計されています。
歪むと釣り合いが狂ってしまい、矢羽根のジャイロ回転がうまく機能せず、
矢の先端の矢尻を重心として矢後方の運動が正しく機能せず、
射技に応じた適切な矢所に着地しなくなります。
つまり、上手に引けていても中らない、と言う事になります。
射技は上手なのに矢のせいで中らない為に射技を見直してしまい、
混乱して上達の妨げになることもあります。
そこで、シャフトを真直ぐにしてあげる技術が必要となります。
通常曲がり直しは大変難しく、完全には直らない事が多いのですが、
弊社矢師は完ぺきに直すことが出来ます。
(ただし、あまりにも曲がってしまった物はシャフト交換が必要です)
矢に限らず、弓道は弓具を大切にする事も修練の内です。
御矢師、御弽師、御弓師、など、弓具の職人に「御」がつくのは、
「矢師」が偉いのではなく、「矢」が偉いからだそうです。
(御矢を作る師、で御矢師、と言う事です。)
弊社ではお電話やメールでも修理・選別・ご購入のご相談を承っております。
羽の交換、矢の矯め直し、竹矢の筈交換から射付・中継ぎなど、
なんでもご相談ください。
インターネット通販購入品でもアドバイス・メンテナンスお受けできます。
また、弊社ネットショップ購入品は2000円修理割引券がつきます。
(使用は一度のみ、2000円以下の修理の場合は差額のご返金がありませんのでご注意ください)
弊社ネットショップで矢をご購入し、修理希望の際は、
「矢の修理」から修理内容を選択・決済し、弊社まで送ってください。
その際、2000円以内の修理であれば、お金を支払う必要がありません。
間違って決済してしまった場合はご返金致します。
2000円以上の修理の場合は、一度ご決済をお願いしております。
カード決済の場合は差額をご返金し、振り込みの場合は差額をご入金ください。
正しい的中の一因は正しい道具からです。
道内一の御矢師の居る当店から、是非矢について聞いてみて下さいね!